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原生種、あるいは原生種に近い花たちのお話です
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原生種の花たちは、豪華でなくても、小ぶりでも、改良品種には決して見られない鮮烈な美しさに満ちています。
店にあふれる花。それらのほとんどが、改良を重ねられたもの。そこにも深く多彩な花の世界があります。でも、それらの花には必ず元になった原生種があります。
その清々しい姿、形色、香りは、悠久の時間と風土が生みだした、かけがえのない野生の輝きなのです。
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6.サフィニア
●wild data
花季 春から秋 原種:ペチュニア 原産地:ブラジル |
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| ブラジルの雑草、ペチュニア |
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春から秋にかけて、窓辺やポーチを華やかに彩る「サフィニア」。
バラ色がかった鮮やかな紫、ピンク、白と色もさまざま。すっかりお馴染みになったサフニアですが、そのルーツは、ペチュニアという、ブラジルではごくありふれた雑草なんですって。強い陽射しのなかで、風に吹かれ、大きな株状になって咲き乱れるその姿は、ワイルドで、それは鮮烈で美しいそう。でも現地では、ほとんど振り向かれることもないとか。
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| 野性との巡り会いで誕生したサフィニア |
このペチュニアが、園芸品種として日本で改良されたのが和製「ペチュニア」。これも人気でしたが、どうしても多湿の日本では、花数が少なく、病気に弱いなどの欠点があり、改良が続けられましたが、妙策は見つからず。
あきらめかけていた時、試しにブラジルの野性種ペチュニア(原種)を持って帰り、交配。これが大ヒット!花つきよく、美形で強く、花期も長い、画期的な新品種<サフィニア>が誕生したのでした。サントリーと京成バラ園芸との共同開発だそうです。 |
やがて、このサフィニアは、世界的なビジネスとなり、1989年のデータ(サントリー発表)によると、国内での販売は1500万ポット。輸出は対北米が1000万ポット! 対ヨーロッパは4500万ポット!!
ルーツ<野性>の血と再度巡りあうことによって、はじめて華麗に変身を遂げたサフィニア。野性って、パワーの源なんですね。 |
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参考文献
「花と日本人」(中野進著)「江戸時代の自然」(青木宏一郎著)
「花ことば」(春山行夫)「新日本植物図鑑」(牧野富太郎著)
「香りのバラ」(桐原春子著)ほか
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